月はいつも思っていました。
「太陽はいつも眩しく暖かく、うらやましい限りだ。」
「わたしはいつも無口でひんやりとしていて、太陽のようになれないだろうか。」
太陽はいつも思っていました。
「月はいつも謙虚で物静かで美しく、うらやましい限りだ。」
「いつもギャンギャンとうるさいわたしとは大違いだ。月のようになれないだろうか。」
ある日、月と太陽は出会います。
「あなたの明るさと率直さがいつも眩しかったのです。」
「何を仰る、わたしこそあなたのように澄んで静かに誇りたい。」
「な〜んだ、お互いそう思っていたんだね。あなたがそう言うのなら、わたしも捨てたものじゃないのかもしれない!!」
わたしの母はまるで月のような人で、優しさや謙虚さはもちろん、
時として太陽の率直さや強さは知らぬ間に月を傷つけてしまうことも学びました。
人には個性があって、もっと言えば生まれ持ったカルマや使命があって、
月は太陽になれないし、太陽は月になれないです。
アスカはレイになれないし、レイもアスカにはなれない。
でもどっちも可愛い♡
わたしはずっと月のような人に憧れてきたけれど、最近やっと、わたしはわたしで良いのだ、と思えるようになりました。
お互いがいるからこそ、のこの世界。
(月なトモコさん、気づかせてくれてありがとう。)
自分の個性に、カルマに気付いたなら、迷わず突き進んでください。
太陽のような決意と月のような冷静さを携えて。
(誰でも奥底には両方の自分がいるはず。)
hari om,om tat sat.
namasteॐ